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キングダム・オブ・ヘブン [映画]

キングダム・オブ・ヘブン

キングダム・オブ・ヘブン

遠い昔にテレビで「冬のライオン」を見た記憶がある程度で、12世紀のヨーロッパを扱った映画というのはこのところなかったし(「ロビン・フッド」は12世紀だけど、歴史物のカテゴリーとは違うと思う)、十字軍(それも第三回)というのも興味があったので、これは「劇場で見たい映画」の1本だった。
でも、諸般の理由でDVD鑑賞に。
見終わってみて、劇場の大きなスクリーンで観なかったことを悔やみました。

以下ネタバレ
主演のオーランド・ブルームは、私自身が好きかっていうと、過去の出演作「ロード・オブ・ザ・リング」「トロイ」「パイレーツ・オブ・カリビアン」においては常に二番手、三番手の存在。
だけど、古典に向いている顔で衣装映えがする俳優の存在は貴重だと思う。特にこの年代では。
脇をかためる出演者のうち、ジェレミー・アイアンズ(ティベリウス卿)とエドワード・ノートン(エルサレム王ボードワン4世)が出ていることは知っていたのだけど、デビッド・シューリスを見て「おっ!」と思った。
「セブン・イヤーズ・イン・チベット」以来、好きな俳優です。「ハリー・ポッター3」のルーピン先生も味がありました。
見終わっても彼の役名を聞いた覚えがなく、わからないままだったので、自分の理解力に一抹の不安を覚えたけど、「ザ・ホスピタラー(聖ヨハネ騎士団の騎士)」という特定の名前の無い役だったことがわかって安堵。聞いたばかりの固有名詞を忘れたのだとしたら、ちょっと問題だから。

※最初のうちは聞き取れた英語の台詞と字幕の違いに疑問を感じて、いろいろと考えたりしていたのだけど、字幕翻訳者が誰かに気づいた時点で考えるのをやめた。戸田奈津子の手による訳語をあれこれ斟酌するのは時間のムダというものだから。

全体としては、十字軍側を美化せずに野蛮さをきちんと描いたところは良かったと思う。
ただ、主人公バリアンの設定を「貴族の落胤で今までフランスで鍛冶屋をやってました」にした意味があまりなかったような気がする。そのために長くなってしまったし。
異国情緒あふれるエルサレムと対比して荒涼としたフランスの風景を入れたかったのかもしれないけど、それにしても必然性は薄いような。
普通にバリアンがイベリン卿の跡継ぎであることを既定の事実として物語を始めることもできたし、そのほうが話としてはすっきりしたように思う。
ただ、そうするとリチャード獅子心王(第四回十字軍)との邂逅という印象的な場面につながらなくなるという問題が出てきてしまうけど。
エルサレム攻防の場面で、バリアンが投石器で放つ石の到達距離を測定して作戦を立てるのだけれど、こういう頭脳的な戦い方の描写はかなり好き。
それと、マルタ島で聖ヨハネ騎士団の宮殿や遺跡を見た身としては、聖ヨハネ騎士団がどちらかというと「いいもん」として描かれているのも、ちょっとうれしかった。あくまでも心情的なものですが。

内容を深読みすると、現代の世界情勢へのメッセージなども読み取れそうだけど、あまりそういうことは考えずに、時代背景、風土、建物、衣装等を映像化した作品として楽しんだ。


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