So-net無料ブログ作成
検索選択

スパルタカス [映画]

スパルタカス スペシャル・エディション

スパルタカス スペシャル・エディション

CD店のポイントがいっぱいになったので、「スパルタカス」と引き換えてきた。
1960年度版のほうです。
「スパルタカス」を選んだのは「なんとなく」なのだけど、強いて理由を求めるとするならば、スタンリー・キューブリックの「すごさ」を頭では理解しつつも、いまいち好きではない中で、時代背景や題材が唯一好きといえる作品だから。
この映画を不本意に思っていたという故キューブリックにとっては、うれしくない観客かもしれないが。
でも、才能のある監督が、制約のある中で自分の能力を発揮した映画というのが不思議と好きなんである。趣味に走り過ぎないところがいいのかもしれない。

で、子供の頃にテレビで見て以来、久しぶりに観たのだけれど、面白かった。
CGやSFX全盛の今見ても、チープな感じが全然しない。
ローマ軍対反乱軍の戦闘のシーンを見て、「スターウォーズ エピソード1」のバトルドロイド軍団との戦闘シーンを連想してしまった。
まあ、ジョージ・ルーカスがキューブリックから、何らかの影響を受けていてもおかしくないわけである。

この映画でとにかく印象に残っていたのは、ヴァリニア役のジーン・シモンズ。
改めて見て、これだけきれいならクラッサスが執着するのも納得できる美しさだと思った。
リアリズムで内面を演じるのも女優として「あり」なんだけど、見る人を美しさで納得させるのも映画には大切な要素だと思う。

ローレンス・オリビエは、わずかな時間の感情の移り変わりを適確に、そして、さりげなく表現していたし、チャールズ・ロートンのグラックスも、狡猾さと温かみと誇りの高さをあわせ持つ、いかにも老獪に政治家らしい複雑なキャラクターを過不足なく演じていた・・・と、ちょっとえらそうに言ってみる。

DVDの特典映像に、ピーター・ユスチノフのかなり長めのインタビューが収録されていて、これが面白かった。ユーモアのある人だったようで。
バタイアタス役のピーター・ユスチノフは、今見ると、とても良い味を出しているのだけど、実は記憶に残っていなくて、名前を知ったのは「ナイル殺人事件」のポワロ役。
ポワロ役としてはイメージに合わないという印象だったけれど、「ナザレのイエス」のピラト役は良かったというおぼろげな記憶があって、この映画でアカデミー賞をもらっていたことには納得。
「クォ・ヴァディス」ではネロ役だったそうだけど、これもテレビで見たのに、昔過ぎて記憶にない。デヴォラ・カーと青いドレスだけは覚えているのに。
「クォ・ヴァディス」「スパルタカス」という実績があって、「ナイル殺人事件」では「あのユスチノフがポワロに」という流れだったんだろうなー、今にして思うと。
当時はそんなことは知る由もなかったけれども。

製作者で主演のカーク・ダグラスにふれていないけど、特に不満があるわけではなく、英国の俳優のほうが好みだという、それだけ。
若きキューブリックの起用とか、脚本のダルトン・トランボを復活させたあたりは「漢」だと思う。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。